にゃんとま~の放浪記

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この2冊も必読書『田園立国』・『農の世紀へ』…もはや【反新自由主義の砦】となった観のある日本農業新聞

―去る4月10日に日本農業新聞取材班著『まだ知らされていない 壊国TPP ~主権侵害の正体を暴く~』という本が創森社から出版されたが、当欄でも紹介した⇒ http://nyantomah.blog101.fc2.com/blog-entry-9.html 。

―日本農業新聞を初めて知ったのは一昨年の秋の頃で、当時近所にあったラーメン屋さんに置いてあったのを目にしたことからイッキに嵌ったのである。ラーメン屋のおばちゃんが「読む人誰もいないから持ってっていいよぉ」というので、有難く頂戴して読んでいた。そもそも都会育ちゆえ、農業に関する記事満載の紙面は全てが【未知との遭遇】であった。

―ちょうど菅直人が「TPP参加=開国宣言」をした頃で、それは別のメディアで知って、注目というか、「そんなモン、マニフェストのどこに書いてあるんぢゃあ」とハナから怒りに震えていたワケだが、毎日のようにラーメン屋から持ち帰っていた日本農業新聞にはTPP関連記事が溢れていて、ラーメン屋のおばちゃんに「こりゃ最先端のシンブンぢゃ」と言ったのを思い出す。ちなみにおばちゃんの方が一枚上手であった。日本農業新聞を持ち帰るために毎日せっせとラーメン屋に通うハメに陥ったからだ(爆)。

―だから2010年秋以降の紙面については、だいたい記憶がある。『壊国TPP』も、書き下ろしの部分以外は全部紙面を読んでいて憶えている。論説記事・インタビュー記事・取材連載記事を中心にしたものだが、どれもこりゃ【超重要】【重要】と思った記事ばかりだ。

―さて、『壊国TPP』と同じように、日本農業新聞の連載記事を中心にまとめた本が2冊ある。ひとつは2007年4月から1年間かけて紙面に展開した「田園立国」キャンペーン記事を中心とした『田園立国』という本である(出版社HP該当ページ⇒ http://www.soshinsha-pub.com/bookdetail.php?id=298&cate1=01 )。

―序文が奮っている。冒頭のページを引用する。

(引用始め)(注:色付けは引用者による)

   農村再生へのシナリオ~序にかえて~

 農山村が荒れ果てようとしている。

 「わしらの代で終わりだな」。若者が戻らないむらでは、お年寄りが寂しそうにつぶやく。先祖が営々と耕してきた田畑をもう守れない。山の手入れもできない。むらが次々と消え、都市住民も「ふるさと」を失うことになる。このままでいいのかという思いが、取材の原動力になった。

 市場原理を優先した「小泉構造改革」は一部の「勝ち組」を生んだが、地方は総じて「負け組」になった。農村は米価下落、雇用縮小などに見舞われ、加速度的に疲弊した。都会でも年収200万円以下のワーキングプアが増え続ける。

 一方、世界を見渡せば、地球温暖化が止まらず、食料争奪も現実のものとなった。食料の6割を海外依存する日本の食と農を根底から揺さぶっている。

 では、どう進むべきなのか。国民は、ふるさとを守り、安心して暮らせる社会を求めているのではないか。「農のある豊かな国づくり」を、紙面を通じて呼びかけたい。

(引用終)

―『壊国TPP』と同様、丹念に取材した記事が素晴らしく日本各地、ヨーロッパと精力的に取材を敢行した模様。さらには「対論」と称して新自由主義者・竹中平蔵にインタビューしていたりする。相手には長野県の山村の村長。これを07年参院選の直前にやっているトコが素晴らしい。また世の中のさまざまなジャンルの人間(綾小路きみまろ氏も登場(爆))の談を取り、古風な社風の新聞社らしくオーソドックスかつバランスがとれている。

―もう1冊は『農の世紀へ』という本(出版社HP該当ページ⇒ http://www.soshinsha-pub.com/bookdetail.php?id=319&cate1=01 )。これも『田園立国』と同様、2008年1月~10月と2009年2月~9月のキャンペーン記事を中心にした構成になっている。これも、取材記事が素晴らしい。また登場している論者には、内山節氏、オリビエ・ドシュテル氏、ムハマド・ユヌス氏なども含み、こちらも多彩である。食料価格が暴騰した時期に当たり、国際化についての論が目に付く。

―上記2冊は2007~2009年の農をとりまく情況を、丹念な取材を基に、そして多彩な論者を登場させて浮かび上がらせており、リーマンショックを挟んだ激動の世界をも映し出している。そういう意味で当時をいま現在から振り返るのに格好の「テキスト」だと言える。

―もはや、日本農業新聞は【反新自由主義の砦】の新聞と言っても過言ではない。
  1. 2012/05/07(月) 02:18:53|
  2. 社会
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