にゃんとま~の放浪記

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【超重要】論点『彼岸花のナショナリズム 情愛と美で国土守れ 百姓・農と自然の思想家 宇根豊』|日本農業新聞22日

(引用始め)(色付け、【超重要】【重要】、などは引用者による。また(引用者)とある場合も同じ)

【超重要】論点『彼岸花のナショナリズム 情愛と美で国土守れ 百姓・農と自然の思想家 宇根豊』

 今年の夏も暑かった。おかげで稲刈りのときに彼岸花が邪魔でしかたがない。花を踏み倒したくないからだ。稲が熟れるのは早まり、一方の彼岸花の開花は遅くなったからだ。本来なら、彼岸花の花が終わってからあぜ草刈りをし、その後に稲刈りを始めるのが習いだった。また近年の品種は早生が多くなり、稲刈りが終わった田んぼの彼岸花はわびしい。さらに悲しいのは、休耕田の伸び放題の草むらの中に見え隠れする赤い色だ。
 
 経済価値が優先
 
 ところが、先日もある人から「彼岸花にこだわっている場合じゃないでしょう。環太平洋連携協定(TPP)問題が大詰めにきていますよ」と忠告を受けた。つい私たちはナショナルな価値を優先するようになっている。国全体から見下ろす視点だ。
 
 例えば、国境の島で百姓していた人が農業が成り立たなくなって、引き上げた。ところが、誰も見向きもしなかった島の存在が、領海という経済価値で見直されると、俄然ナショナルな価値に格上げされ、そこに人が生きていたときとはまったく無関心だった国民までが「国土を守れ」と叫ぶようになる。
 
 ナショナリズム(愛国心)の土台が愛郷心であるうちは安心できるが、そこで生きている人間の情愛と切れてしまうと、時代の積極的な価値(今日では経済価値)に引きずられてしまう。従って、国境から隔たった山間地や島々の田畑が荒れ果てていても、現代日本のナショナリズムは無関心である。
 
 話を彼岸花に戻そう。彼岸花の咲き乱れる風景はナショナルな価値だろうか。私は愛郷心を土台としたナショナルな価値だと断言したい。日本の農業を守るということは、彼岸花を守ることと切れてはならない、と主張したいのだ。いったい誰が何のために彼岸花を植えたのであろうか。国土を美しくするためか。そんなことはあるまい。しかし、稲と一緒に渡来したと考えられているこの異国の花の塊茎を、私たちの先祖はわざわざ手に入れて、あぜに植えたのである。
 
 救荒作物として、モグラよけとして、などという説明も成り立たないわけではないが、もっとも大きな動機は、この花が咲き乱れる世界を「きれい」だと感じたからである。それでなければ、こんなに国中に植えるはずがないではないか。彼岸花はほんの一つの例にすぎない。百姓仕事は、生きものに対する情愛抜きには成り立たない。その情愛が軽視され、無視されている国土に咲くナショナリズムなんて薄っぺらだ。
 
 足元から考えよ
 
 島々だけが国境の村ではない。この国のすべての村が「国境の村」だと考えるのが、まともなナショナリズムではないか。足元の彼岸花を訪れるアゲハチョウに目をとめ、この花のある在所をきれいだと思い続けてきた情愛と美意識を大切にして欲しい。国民、国家という単位でものを考えるときにも、こうした足元からのナショナリズムが必要ではないか。ありふれた村で大切にできないものが、国境の村だけで大切にできるはずがない。
 
 うね・ゆたか 1950年長崎県生まれ。78年から減農薬運動を提唱。特定非営利活動法人(NPO法人)「農と自然の研究所」元代表。現在は百姓。先人が果たせなかった脱近代のための『新しい農本主義』の理論化にまい進している。

(引用終)

(引用者)見事すぎる論。この文章に「色付け」するのは憚られるので、今回は見送った。とくに政治家のみなさんには読んで貰いたい論である。また、今回引用を遅らせたわけだが、TPP以外の記事も他紙の追随を一切許さず【反新自由主義】で独走する日本農業新聞定期購読をしてもらいたい。

●22日のトップページ⇒ http://bit.ly/T5RfgE 携帯版⇒ http://bit.ly/T5RcS2

●23日のトップページ⇒ http://bit.ly/RRr9ix 携帯版⇒ http://bit.ly/RRr9iB

【反新自由主義の砦】日本農業新聞1部売り⇒①本社(台東区秋葉原2番3号)1F受付【反新自由主義のパラダイス】大手町JAビル地下1階農文協・農業書センター。バックナンバーあり。送付希望は03(5295)7410へ。 月極め(0120)101630http://bit.ly/H0rZIB

  1. 2012/10/23(火) 20:50:21|
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