にゃんとま~の放浪記

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TPP交渉と並行して行われる日米協議について―2013年4月23日にゃんとま~

TPP交渉と並行して行われる日米協議について 2013年4月23日にゃんとま~

 これは事実上の日米FTA交渉である。この交渉は水面下のTPP日米事前協議で自動車協議がもつれてTPP交渉参加を焦る日本側が、日本のTPP交渉参加を米国に承認を得るために別協議を設定することを日本側から提案したものだ。

 毎日新聞(電子版・リンク切れ)が2月25日に以下のように報じている。

 (引用始・色付けは引用者)
 日米両政府は25日、TPPの交渉参加を巡り、米国側の懸念が強く協議の難航しそうな自動車や保険分野の議論を事前協議から切り離すことで合意した。難航が予想される両分野を事前了承の対象から外すことで、米国も日本の早期参加を優先した形だ。
(引用終)

 これは明白な外交的失態である。焦る日本側の足元を見た米国は自動車協議に加えて、一旦合意に至った保険の再協議やその他8項目の日本国内規制緩和についての協議も要求したと思われる。内容項目は01~09年日米投資イニシアティブ協議(⇒http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/n_america/us/html/invest_initiative.html)や10年日米経済調和対話(⇒http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20110304-70.html)の米国側要求と同一である。そもそも米国側の要求項目はUSTRが毎年発行する外国貿易障壁報告書(⇒http://bit.ly/16DaR5m)に基づく。2月の日米首脳会談以前に、私は可能性は薄いとしながらも、何らかの日米パートナーシップが発表されると予測したが、結局このことだったのだ。⇒https://twitter.com/nyantomah/status/304938956921901056

 改めて、2月の日米共同声明を貼っておく。

(引用:サンケイ新聞電子版2月23日⇒ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130223/plc13022323000018-n1.htm 色付けは引用者による) 

 (引用始)
 両政府は、日本がTPP交渉に参加する場合には、全ての物品が交渉の対象とされること、および、日本が他の交渉参加国とともに、2011年11月12日にTPP首脳によって表明された「TPPの輪郭(アウトライン)」において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する。

 日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともに2国間貿易上のセンシティビティーが存在することを認識しつつ、両政府は、最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから、TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではないことを確認する。

 両政府は、TPP参加への日本のあり得べき関心についての2国間協議を継続する。これらの協議は進展を見せているが、自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処しその他の非関税措置に対処し、およびTPPの高い水準を満たすことについて作業を完了することを含め、なされるべきさらなる作業が残されている。
(引用終)

 だから安倍内閣は2月訪米の時点でTPP交渉参加を決意し、水面下のTPP日米事前協議の自動車交渉で、別協議を提案し米国に付け込まれ事実上の日米FTA交渉を要求され呑んでいたことになる。それが日米首脳会談での日米共同声明の内容に表現されていたのである。

 最大の問題点を述べる。TPP交渉ではこれまで進められていた参加国間の合意内容を覆すことができないが、さらに日米二国間協議の内容にも縛られてしまう。TPP交渉での日本の発言を封じる目的で設定されたのがこの事実上の日米FTA交渉だ。なぜか。TPP交渉だけなら、他国と連合して要求を通すことができるが、TPP交渉を主導する米国との二国間協議を並行して進めるということはその協議で譲歩してしまえば、TPP交渉でも譲歩せざるを得なくなるからだ。日本は完全に追い込まれてしまった。

  1. 2013/04/23(火) 01:55:37|
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