にゃんとま~の放浪記

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★ISDSの認識を改める・TPP後の課題

★ISDSの認識を改める・TPP後の課題

※昨日21日のシンポでは時間があまりなかったため、指摘できなかった部分も含め、言いたかったことを以下に記したい。

 ISDSは投資家が国家を提訴できる仕組み。海外に進出する企業というのは今や多国籍化している。TPPが発効してしまえば、たとえば日本に進出した米国企業が日本政府を相手にISDSを使って提訴し賠償金をせしめた場合、その企業の経営陣の一角に日本資本が入っていることはじゅうぶんありうる。

 このことは、反TPP側のISDSの認識を更新する。即ち「企業vs国家」という概念ではなく、「(自国の投資家(資本)をも含む)資本vs国家」の概念に改めなければならない。つまりISDSという縛りは、(自国のを含む)投資家(資本)が国家を制御する仕組みなのだ。TPPとは資本による広域国家統合である。

 21日のレジュメで紹介したように、日本の対米直接投資残高は年々増加しているのに対して米国の対日直接投資残高は09年を境に減少。安倍内閣が米国の意識が中国に向かうのに危機感を抱いて、日本への投資を促すのはこれが理由。さらに昨日は指摘できなかったが、日本の対米直接投資残高の拡大はオバマ政権にとっては雇用が増えるので大歓迎なのだ。先日の読売新聞にも米国での日本企業の生産拠点を抱える州知事らが、対米投資の拡大を望んでいるとの記事が載っていた。

 岩手県の農業法人がベトナムに進出してジャポニカ米の増産を指導したり、中小スーパーを束ねる商社が今春カリフォルニアでジャポニカ米の播種前契約をしたりするのは、TPP成立を見込んだ動きだ。(これらは日本農業新聞の記事による。)TPPは域内自由貿易の確立であり、このように資本にとって生産拠点は最適化されてしまう。製造業や農業の生産拠点は日本から海外へ移転してしまう。だから「生産拠点の最適化」は資本の都合によるもので、国民の利益とは一致しない。

 問題なのは、TPPによってもたらされる人々の意識の変化だ。TPPの設計思想は当然資本の欲求・意思に基づく。だからTPPが発効してしまえば、新自由主義やリバタリアニズムといった資本や資本の代理人が国民に流布するイデオロギーが人々に蔓延するのは明らかだ。これらにどう立ち向かっていけるのかが問われることになる。

 市民社会派は早急に現状分析をし、TPP後に備えておく必要がある。まさしく資本主義世界システムの最期の試みのひとつであるTPPを超えるために。
  1. 2013/09/22(日) 07:32:24|
  2. TPP
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